Appleの「iPad Air」は洗練されたデザインかもしれないが、浴槽の中に沈めると一瞬でただの板になってしまう。そこで、ソニーの防水性能を備える10.1インチタブレット、「Xperia Z2 Tablet」だ。ソニーの既存の「Xperia Tablet Z」の後継となるZ2 Tabletは、新しい2.3GHzの「Snapdragon 801」クアッドコアプロセッサや最新の「Android 4.4.2」(開発コード名「KitKat」)ソフトウェアを搭載するほか、本体の厚みもわずか6.4mmまで薄くなっている。
Xperia Z2 Tabletは3月に英国や欧州のそのほかの国で発売される予定だ。ソニーはそれ以外の地域での発売予定は発表しておらず、価格も明らかにしていないが、300ユーロ以下になる可能性は低いだろう。
前機種のXperia Tablet Zは非常にすらりとしたデバイスで、厚さはわずか6.9mmだったが、Z2 Tabletはさらなる薄型化を実現しており、厚さはわずか6.4mmだ。手に取ってみると、薄いことはすぐに分かる。薄いパンフレットを持っているような感じがするからだ。重さも426gと非常に軽量なので、長い時間でも快適に使用できるはずだ。
デザインに関して言えば、前機種から大きな変更はない。前面にはボタンがなく、全面ガラス製のデザインだ。一方、背面パネルはマットブラックのプラスチック製で、非常に小さなソニーのロゴが真ん中に印字されている。前機種と同様、Z2 Tabletも防水性を備えているので、うっかり飲み物をこぼしてしまっても大丈夫だ。洗面台に浸して指紋の汚れを洗い流すこともできる。
防水は主なポート(microSDカードスロットなど)をゴムパッキン付きの蓋で覆うことによって実現している。ありがたいことに、3.5mmヘッドホンジャックには蓋が付いていないので、ヘッドホンを接続するたびに蓋を外す必要はない。スピーカーは下側面ではなく前面に配置されており、音声がユーザーに向かって出力される。これは「HTC One」の「BoomSound」スピーカーと同じ原理だが、Z2 Tabletのオーディオ性能がそれと比べてどうなのかは、これから明らかになるだろう。
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