スペイン、バルセロナ発--Mozillaは、競争が激しいモバイル市場で「Firefox OS」の地位を確立するために、低価格スマートフォンという戦略でさらに力を入れようとしている。同社は現地時間2月23日、メーカーと協力し、ハイエンドのスマートフォンを入手できない多くの人々向けに25ドルのスマートフォンを開発すると発表した。
当地で開催されているMobile World Congress(MWC)においてMozillaは、中国の半導体設計企業Spreadtrum Communicationsとの契約を発表した。これは、一般店に積み上げられている携帯電話を買う人も多いインドやインドネシアといったコストにとても敏感な市場で、Firefox OSを搭載したスマートフォンが発売されるということを意味している。
インドネシアに拠点を置く家電メーカーPOLYTRONも、このスマートフォンの製造と普及を計画している。また、インドネシアの通信キャリアであるTelkomselとIndosatも同端末を販売する計画だ。OvumのアナリストNick Dillon氏は声明で「この価格は現在のところ、Googleには、そして最低価格の「Android」携帯のメーカーにさえも手の届かないものだ。これによってFirefox OSがフィーチャーフォンの市場に進出し、同市場の終末を告げる幕開けとなる可能性がある」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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