ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は9月30日、冬春モデル発表会において、いわゆる“第3のモバイルOS”を搭載した端末の導入について、後ろ向きな姿勢であることを明かした。日本では、NTTドコモが「Tizen」を、KDDIが「Firefox OS」を搭載した端末を販売する意向であることを表明している。
これらのオープンソースのモバイルOSは、HTML5を利用したウェブアプリが動作するのが特徴で、ネイティブアプリの開発経験がなくてもサービスを提供できると言われている。また、通信キャリアやメーカーは、iOSやAndroidのようにプラットフォーム事業者を介さずに、直接ユーザーにサービスを提供できることがメリットとされている。
第3のモバイルOSについて孫氏は「あまり興味なし」と即答。その理由については「実際は少しくらいは扱うかもしれないが、今のところそれらが主流になるとはとても思えない。ただし、他社には他社の思惑があるだろうから、その考えを批判するつもりはない」と説明した。
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