Appleの「iPhone 5s」が、中国で人気を集めていることがわかった。
The Wall Street Journalが調査会社IDCのデータとして報じたところによると、Appleは2013年第4四半期に中国で記録的な数のスマートフォンを販売したという。iPhone 5sへの需要がこの数字の原動力になったと、同紙は報じている。
Appleの中国市場でのシェアは、第3四半期には6%だったが、第4四半期には7%に上昇した。これにより、Appleは中国で5番手のスマートフォンメーカーとなっている。トップは19%のシェアを持つサムスン、2番手は13%のLenovoで、以下、Coolpad、Huawei Technologies(ファーウェイ)と続いている。
中国は世界最大のスマートフォン市場で、Appleはかねてから同国で足がかりを得ようと取り組みを続けてきた。Googleの「Android」OSを搭載したスマートフォンにはさまざまな価格帯の製品がそろっており、中国の消費者はこれまでAndroidスマートフォンを好む傾向があった。
だが、Appleは、今後数年間で中国市場でのシェアをさらに拡大するかもしれない。同社は1月、7億6000万人のユーザーを持つ世界最大の移動体通信事業者China Mobile(中国移動通信)と提携を結んだ。この提携により2014年の「iPhone」販売数は、少なくとも1500万台、多ければ3000万台増加するとアナリストは予測している。
Appleは前四半期、世界市場でのiPhoneの販売数が5100万台に達したと発表した。これは同社にとって大きな数字だが、米国のスマートフォン市場が飽和状態にあるため、今後数年間はAppleの成長が鈍るというのがアナリストの見方だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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