「Android」に対抗する「Ubuntu Touch」は米国時間2月19日、第1弾のメーカーがUbuntu搭載スマートフォンの製造を確約したことにより、実現にまた一歩近づいた。
Ubuntuスマートフォンの製造を最初に決めたモバイル端末メーカーは、スペインのbqと中国のMeizu(魅族)だ。これは口先だけではなく、「中程度からハイエンドにかけて」のスマートフォン端末を計画しているとのことで、2014年内に発売される予定だ。
Ubuntuフォンの取り扱いを決めた通信事業者がまだないため、bq、MeizuおよびUbuntuからのオンライン購入を可能にする計画だという。
コンピュータ向けUbuntuを開発する英国企業Canonicalは、24日からスペインのバルセロナで開催される業界イベントMobile World Congress(MWC)を控えた19日、この提携について発表した。米CNETでは2013年のMWCの展示物で最も興味深いものにUbuntu Touchを選んでおり、このOSの進展を喜んでいる。
残念ながら、試すことができる実機はまだない。前回のMWCでUbuntu Touchのデモに利用されていたGoogleの「Nexus」フォンやNexusタブレットを別にすると、Ubuntu搭載機が実現に最も近づいたのは、Canonicalが2013年、しゃれたデザインのスマートフォン「Ubuntu Edge」の開発資金をクラウドファンディングで募り、うらやましくなるほど高い目標を設定した時だった。この募集は、率直に言って正気の沙汰とは言えなかった3200万ドルという目標額には届かなかったものの、1280万ドルという馬鹿にできない金額を携帯電話のファンたちから取り付けることに成功した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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