「Microsoft Office 365」ユーザーはまもなく、Microsoftのアプリケーションを離れずにドキュメントにデジタル署名を追加、送信できるようになる。
MicrosoftとDocuSignは米国時間2月17日、DocuSignの「eSignature」アプリをOffice 365に統合する「長期の戦略的パートナーシップ」を発表した。両社の声明によると、「Outlook」「Word」「SharePoint Online」「SharePoint Server 2013」に対応したeSignatureアプリを3月から「Office Store」で提供開始する予定だという。
「DocuSignとの提携によって、顧客はすでにコミュニケーションやコラボレーション、作成を行っているOffice 365からそのままデジタルに処理を行い、シームレスに電子署名を管理できるようになる」と、「Microsoft Office」のマーケティング担当バイスプレジデントJohn Case氏は声明の中で述べている。
DocuSignのアプリを使ってデジタル署名したドキュメントは「Microsoft OneDrive for Business」に自動保存され、そこから完全なコントロールとアクセスが可能だ。管理者は管理者用コンソールから全ユーザーにDocuSignアプリを追加できる一方、個々のユーザーもOffice StoreでアプリやWordテンプレートにアクセスできる。
今回の提携を含め、Microsoftはこのところ自社のオフィス生産性アプリケーションスイートを強化する取り組みを続けている。先週は、オンラインID窃盗に対するユーザーの脆弱性を改善する手立てとして、Office 365のすべての登録ユーザーが多要素認証を使用できるようにすると発表した。また2013年11月には、Office 365にメッセージの暗号化を導入する計画を明らかにしている。これによりユーザーは社外の受信者に対して、送信先がどこであっても自動的に暗号化された電子メールを送信することができるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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