Appleが、特許を侵害したとしてまた提訴された。
特許保有者のIPCom GmbHはドイツで訴訟を提起し、非常に混雑したセルラーネットワーク上で緊急の通話を優先する、特許で保護された技術をAppleが違法に利用しているとし主張している。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間2月5日に報じた。この主張に基づいて、IPComはAppleに15億7000万ユーロ(21億2000万ドル)の損害賠償金の支払いを求めている。
Foss Patentsによると、Appleを相手取る本訴訟の公判は2月11日に始まる予定だという。ミュンヘンに拠点を置くIPComはこの数年間、NokiaやHTCといった企業を相手取って頻繁に訴訟を起こしており、勝訴と敗訴の両方を経験してきた。
WSJによると、特許権の行使を目的とする企業であるIPComは、争点となっている特許をドイツの自動車部品メーカーRobert Bosch GmbHから2007年に買収したという。特許保有者が起こりうる訴訟に巻き込まれるのを避けるため、一部の特許をこれらの企業に売却するのは、よくあることだ。それと引き換えに、特許権の行使を目的とする企業は損害賠償金を回収し、収益を特許保有者と分け合う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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