Google傘下のMotorola Mobilityと、大量の特許を保有する企業Intellectual Ventures(IV)との間の、長く苦しい争いが法廷に持ち込まれた。
GoogleとIVは米国時間1月23日、IVが保有する3件のスマートフォン技術関連特許をMotorolaが侵害したか否かについて、法廷で争った。Motorolaは、当該特許は無効だと述べ、IVについては、自社のポートフォリオを利用して企業を訴え、技術革新を妨げているだけだと主張した。
IVはテクノロジ業界で論争の火種となっている。ワシントン州ベルビューを拠点とする同社は、大量の特許を収集し、同社の技術を侵害したとして多くの企業を狙い撃ちにしてきた。同社はCapital OneやBank of Americaなどの金融機関さえも標的にしている。批評家らは、同社はその戦術により、他者の技術革新を利用して利益を得ることしか目指していない「パテントトロール」となっていると述べている。
一方IVは、単に自社の知的財産を守ろうとしているだけだと主張している。
GoogleとIVは今週も法廷闘争を続ける。Googleが勝訴すればIVの主張は却下されるが、IVが勝った場合、Googleは損害賠償を科される可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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