新しいMagazine UXインターフェースにはWindows 8.1を思い起こさせるものがあると上述したものの、実際のところこれはむしろ、サムスンがここ1年くらいTouchWizに対して行ってきた微調整の延長線上にあるもののように感じられた。サムスンは、タブレット技術を推し進めるうえで考えられることをすべて実現し、それによって顧客の要望に応えようとしているのである。ただ、このインターフェースに慣れが必要なのは間違いない。
GALAXY TabPROのプロセッサは販売地域によって異なり、最新の「Exynos」か、Qualcommの「Snapdragon 800」のいずれかが搭載されるようになっている。また、12.2インチモデルには3GバイトのRAMが搭載され、4つまでのアプリを同時に実行できる。一方、10.1インチモデルと8.4インチモデルには2GバイトしかRAMが搭載されていないため、同時に実行できるアプリの数は2つまでとなっている。
これら3つのモデルにはいずれも、2560×1600ピクセルという解像度のディスプレイが搭載されており、驚くほどシャープな画質を生み出している。また8.4インチモデルは現在のところ、このレベルの高解像度を実現した最小のタブレットとなっている。なお、前面には2メガピクセルのカメラが、背面には8メガピクセルのカメラがLEDフラッシュとともに装備されている。
サムスンの他のタブレットすべてと同様に、それぞれのモデルにはmicroSD拡張ポートとIRブラスタ、充電用のMicroUSBポートが搭載されており、ストレージは32Gバイトと64Gバイトの2種類が用意されている。
GALAXY TabPROにおいても、「GALAXY Note 10.1(2014年エディション)」や「GALAXY Note 3」で採用されたタブレット向け新デザインが踏襲されている。これには背面の革風仕上げや、ステッチ加工、プラスチックではあるが光沢のある金属のように見える側面部分といったものも含まれている。
見た目という点では「それっぽい素材」が採用され、ベゼルにはプラスチック感が漂うものの、筆者はこのデザインのファンである。コーナーはスムーズであり、本体は薄く、持ちやすい。これは8.4インチモデルについて特に言えることだ。10.1インチモデルの感じは2014年エディションのGALAXY Note 10.1そのままである。また、12.2インチモデルは重量が1.6ポンド(約732g)であるため、背面を下にして机の上に置いて使うのに適している。
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