Appleは現地時間1月17日、China Mobile(中国移動通信)の契約者7億6300万人に向けて「iPhone」の販売を正式に開始した。ただし、このことがよいニュースだからといって、最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏が同社計画の詳細について口を滑らせることはなかったようだ。
China MobileでのiPhoneの発売イベントにおいて、Cook氏は、Appleが画面の大きなiPhoneをリリースしたり、将来のモデルでフレキシブルディスプレイを採用したりする可能性について尋ねられた。これに対するCook氏の答えはどれも、一言でいえば、顧客は今後すばらしいアップデートをいくつか期待できるというものだった。
同イベントに出席したBloombergによると、Cook氏は「われわれは、将来のことについては話さない」とし、「すばらしいことにいくつか取り組んでいるところだが、内容は秘密にしておきたいと思う。そうすることで、皆さんがそれを目にしたときの喜びもずっと大きくなるだろう」と述べたという。
Appleは2014年、新しいiPhoneとともに、「iPad」ファミリのアップデートを発表するとみられる。また、市場では、長く登場が待たれている「iWatch」に加えて、Steve Jobs氏が生前示唆していた自社ブランドのテレビをAppleがおそらくは披露するとの期待がある。
とはいえ、それまでの間Appleは、長年の交渉を経て実現した世界最大級の通信事業者China MobileでのiPhone発売による恩恵を受けることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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