Intelの2013年第4四半期決算は、予想に対して明暗入り交じる内容となった。データセンター分野は力強さを見せ、PCの売上高は横ばいとなった。2013年後半はタブレットが成長を見せたという。
Intelが報告した第4四半期の売上高は前年同期比で3%増の138億ドル、利益は26億ドル(1株あたり51セント)だった。アナリストらは、第4四半期の売上高が137億2000万ドル、1株あたりの利益が52セントになると予想していた。決算発表に先立ってIntelの利益予想は段階的に引き上げられ、Thomson Reutersのテクニカル分析では、1株あたりの利益を51.6セントと見込んでいた。アナリストらは、データセンターに関する業績が力強いものになると予想していた。
2013年通期では、Intelが報告した売上高は前年比1%減の527億ドル、利益は96億ドル(1株あたり1.89ドル)だった。同社は2014会計年度もほぼ同じになると見ており、今後1年間の売上高は横ばいと予測している。
2014年第1四半期の見通しについて、Intelは売上高が128億ドル(プラスマイナス5億ドル)、売上総利益率が59%のレンジになるとしている。アナリストらは、同四半期の売上高を127億8000万ドル、1株あたりの利益を42セントと予想している。
Intelの最高財務責任者(CFO)を務めるStacy Smith氏は、声明で次のように述べた。
PC市場はこの1年で悪化したが、後半は市場が安定し、第4四半期のPC出荷ユニット数は前年同期から増加した。さらに、2013年後半にはタブレットが力強い成長を見せ、PCとタブレットを含めて第4四半期における出荷ユニット数の成長は前年同期比でほぼ10%増となった。データーセンターグループは引き続きクラウドの構築から恩恵を受けた。
Intelの最高経営責任者(CEO)であるBrian Krzanich氏は声明で、同社はさらに多くのプラットフォームに手を伸ばしており、2014 International CESでは「6カ月前には当社のロードマップになかった複数のデバイスのデモを行った」と述べた。
とはいえ、第4四半期におけるIntelのPC売上高は前年同期から横ばいだった。データセンターの売上高は前年同期比で8%増加した。その他のIntelアーキテクチャである「Atom」の第4四半期の売上高は、前年同期比で9%増加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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