Googleが欧州連合(EU)において直面している問題は当分終わりそうにない。
Reutersによると、EU競争政策担当委員のJoaquin Almunia氏はベルギーで現地時間1月15日に開催された記者会見の場で、検索サービス市場における反競争的行為にまつわる批判を解消するためのGoogleの取り組みは十分ではないと報道陣に語ったという。同氏は、反競争的行為に対する制裁をGoogleが避けたいのであれば、早い段階でさらなる譲歩が必要だと述べた。
ReutersはAlmunia氏が「われわれはさらなるものを必要としており、しかもそれは来年中という話ではなく、数週間以内に必要だ」と語ったと伝えている。
Almunia氏はこの記者会見で、Googleによる現時点での譲歩案が十分ではないという自らの主張に関して同社からまだ回答が得られていないと述べた。米CNETはGoogleにコメントを求めたが、本稿掲載時点で回答はない。
Googleは同社の提供する検索結果に関して、EUから3年間にわたる調査を受けてきている。Almunia氏が所属する委員会は、Googleによる検索結果の表示方法によって競争が阻害され、Googleの自社サービスが競合他社のサービスよりも見つけやすい位置に表示されるおそれがあると懸念している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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