どういった種類のコンピュータ化されたライフルであれば、射撃の初心者でもアメリカンフットボールのフィールド数個分離れた標的をより簡単に撃ち抜けるだろうか?答えは、同等なことが可能なセミオートマチックライフルだ。
テキサス州に拠点を置く新興企業TrackingPointが米国時間1月7日に発表した最新シリーズのライフルは、アメリカンフットボールのフィールド5個分に相当する500ヤード(約457m)までの距離に対して射撃が可能だ。これらの銃は「500 Series AR」という名称で、口径は7.62、.300 BLK、5.56の3種類がある。高性能のデジタルスコープを搭載し、液晶ディスプレイ、レーザー距離計、Wi-Fi機能を備える。
これらの銃が通常のセミオートマチックライフルと異なるのは、コンピュータを組み込むことによって、射撃手が遠く離れた標的を狙いやすくしている点だ。こうした撃ちやすさは、ガイド付きのトリガーや、動く標的をロックオンして追跡できる「Networked Tracking Scope」などの技術によって可能になった。使用者が引き金を引くと、銃は標的までの距離や気圧、風などの弾道データに基づいて射撃するタイミングを決定する。
TrackingPointは2013年、「スマートライフル」の最上位シリーズで、最大1200ヤード(約1.1km)離れた標的を撃ち抜ける「XactSystem」を発表した。500 Seriesの提供は2014年10月からの予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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