Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は中国時間1月14日、同社とChina Mobile(中国移動通信)との新しい提携について「非常に楽観視」していると述べ、さらに緊密な連携の可能性を示唆した。
世界最大規模の無線通信事業者China Mobileによる17日からの最新型「iPhone」販売に先立ち、報道陣の前に現れたCook氏はいつにも増して自信に満ち溢れていた。
「われわれは互いに理解を深めてきた(中略)。これは幕開けであり、今後両社がともにできることはまだ多数存在すると考えている」と、Cook氏はThe Wall Street Journal(WSJ)を含む報道陣に語った。
Appleは2013年12月、「iPhone 5s」と「iPhone 5c」を1月17日からChina Mobileの7億6000万人の顧客に提供することで、同社と合意に達したと発表した。以前からのうわさが、これで確かなものとなった。
iPhoneは、China Unicom(中国聯合通信)とChina Telecom(中国電信)を通して既に中国で販売されているが、China Mobileとの今回の提携によって、Appleは膨大な数の新規顧客を獲得することが見込まれている。Piper JaffrayのアナリストGene Munster氏は、Appleが2014年にChina Mobileで合計1700万台のiPhoneを販売し、China Mobileの加入者全体の約2%を獲得する可能性があると予測している。
Cook氏は、AppleとChina Mobileとの提携が単なる端末販売を超える範囲に拡大されることを示唆する発言をしたが、詳しくは語らなかった。
China Mobileの会長を務めるXi Guohua氏は、同社の顧客から既に、数百万台のiPhone予約があったことを明かしている。WSJは14日、AppleのサプライヤーであるFoxconnが、140万台の端末をChina Mobileに出荷したと報じた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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