Appleが「Internet of Things」について考えていないというわけではない。Internet of Thingsとは、ウェブに接続されていて日常的に使用される電化製品や端末を指して使われる流行語のようなものである。Appleの次期製品の1つにはホームオートメーションの要素が含まれることになるとGaw氏は今でも考えている。もちろんAppleは、この市場に参入するための確かな足掛かりを得たいが、最終製品を既に提供している企業を買収するのは同社のこれまでのやり方にまったくそぐわない。また、GoogleがNestに約束したように、手を出さずに独立性を維持するというのも同社のやり方ではない。「Appleが、機器メーカーに数十億ドル規模の買収を提案したとしたら、私は驚くだろう」と同氏は述べた。一方Googleは、これまでにもそのような買収を実施してきた。例えば、2012年にはMotorola Mobilityを125億ドルで買収している。
Gaw氏は次のように述べた。「Appleが必要としている以上にGoogleはNestを必要としている」
Appleが一般的に大規模な買収をためらう理由はもう1つある。同社は尋常でないほど秘密を重んじる。Steve Jobs氏亡き後、その傾向はやや和らいだが、それでも、ショーマンシップに基づくサプライズを重んじる精神は、同社のDNAに未だ深く根付いている。今回のような大規模な買収は、同社の手の内を明かすことになり、また、Appleは、主要な知的財産や人材などについて、絶対に必要でない限り買収しないと、技術調査企業Sand Hill Insightsの創設者Chuck Jones氏は述べた。Internet of Thingsに関連してAppleが買収するとすれば、ウェアラブル製品の分野の方が可能性は高く、例えばフィットネストラッカー「Fitbit」などのような技術がその目的になると同氏は考えている。
AppleとGoogleの間で続いている競争は、今でも激しい状態にある。両社は過去に、新興企業をめぐって激しく対立したことがあった。Appleとも交渉中だったソーシャルマップ企業Wazeを、Googleが10億ドル近い金額で買収したのは、その顕著な例である。シリコンバレーでは、Appleが買収に最近力を入れているとささやかれている。しかし繰り返しになるが、Appleはソフトウェアを買収するのが常である。実際、同社が最近買収したと報じられたのは、写真アプリを開発するSnappyLabsやソーシャル分析企業Topsyなどだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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