グーグルは1月14日、2013年に日本で検索された教育関連のキーワードの動向やトレンドを紹介した。なお、検索の際にユーザーが使用した端末はPCとモバイルでそれぞれ5割程度だったという。
同社では、YouTube上でMOOC(ネットを使って無償で大学レベルの授業が受けられる大規模公開授業)を利用可能にするなど、世界中の人々が平等に教育を受けられるようにするためのさまざまな取り組みを実施しており、日本でも企業や大学に向けて啓蒙活動を続けている。
グーグルによると、2013年は前年と比較して教育関連の検索数が31%増加。オンライン教育に関する検索数も22%増加しており、「大規模公開オンライン授業」は181%と大幅に増加した。日本でも2013年10月に大学のオンライン講座を無料で受けられることを目指す日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が発足しており、2014年春以降に各大学のオンライン講座を開講する予定となっている。
また、「オンライン英会話」も前年と比べて10%増加。特に子供向けの英会話レッスンの増加が顕著で、前年と比べて59%増加した。グーグルでは小学校での英語学習が必修化したことに伴い、2014年以降も高い人気を維持すると見ている。
グーグル教育業界担当 部長の西康裕氏によると、教育関連のオンライン広告の出稿も増加傾向にあるという。ただし、日本はベネッセなどの教育事業者や塾・予備校による出稿が中心だ。この一方で、米国ではオンラインでの授業を通じて単位を付与する大学なども多く、企業よりも学校による出稿が多いそうだ。
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