ビデオが写真を過去のものにしてしまうことはないだろうが、Twitterの「Vine」や、FacebookのInstagram、そしてSnapchatの短時間で消滅するビデオメッセージの力によって、2014年には、携帯電話で撮影したファイルサイズの小さなビデオが本領を発揮するだろう。
その根底にあるのは、画像を使った自己表現をしたいというわれわれの願望だ。「現在では写真と動画が重要だ。若い世代ほど、言葉ではなく写真で自分を表現したいという思いが強い」とNorth氏は語る。そして写真でうまくいかない場合には、この1年間の技術の進歩のおかげで、ビデオを同じように利用できるようになっている。
「われわれはみな、何かすごいことが起こったら、それを記憶したり、思い出したり、その場にいない人に見せたりしたいと考えるものだ。そして高解像度のカメラを持っていれば、それが可能だ」(North氏)
スマートフォンの普及と、ときおりのFacebookからの後押しがあるおかげで、ソーシャルアプリのユーザー数が数億人台に到達するスピードは加速の一途をたどるだろう。
2013年には、WhatsAppや「LINE」、そして、Kikなどのメッセージングアプリは、ホッケースティック曲線をたどる成長の姿を自ら再定義しうることを証明した。「Candy Crush」の提供元Kingは、アクティブプレーヤーが数億人台になるまでの道を、まさに破竹の勢いで進んだし、Instagramのアクティブユーザー数は、簡単に1億5000万人に到達したように見えた。
「私にとっては、突然現れたアプリが非常に短期間で2000万人、3000万人というアクティブユーザーを獲得できるのは衝撃的だ。過去2年間で、ソーシャルがすべてモバイル端末に移行したというのが大きい。そして携帯電話を手にする年齢は下がっており、11歳か12歳になっている」(Pham氏)
この「ゼロからヒーロー」現象の一番良いところは、2014年のソーシャル分野には、これまで誰も予想しなかったような驚きの出来事が数多く起こるだろうと考えられる点だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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