2014年、Ubuntuタブレットに見る5つの可能性 - (page 2)

Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年01月08日 07時30分

#4:UbuntuタブレットではAndroidアプリが実行できる

 Shuttleworth氏は以前、UbuntuタブレットではAndroidアプリは動作しないと述べた。後になって同氏は考えを改めたため、Ubuntuタブレットのユーザーは双方の世界の良いとこ取りができそうだ。こういったことをWindroidの力によって実現するのか、それともAndroidアプリを動作させるためのレイヤの追加によって実現するのかは明らかでない。いずれにしても、これはUbuntuタブレットの大きな売りとなるだろう。利用可能なAndroidアプリが既に数多くあるという点でUbuntuタブレットは、有用なアプリの少なさによって悩まされた、Microsoftの「Surface RT」と同じ運命をたどらずに済むのである。

#5:UbuntuタブレットはデスクトップPCとほぼ同じように使える

 Ubuntuタブレットというプラットフォームにはデスクトップ版のUbuntuと同じコアテクノロジが採用されるため、ユーザーは指先ひとつでデスクトップPCと同じパワーを使いこなせるようになるのは明らかだ。また、デスクトップ上で実行できるアプリケーションはタブレット上でも実行できるはずだ。他のタブレットではこうはいかない(とは言うもののMicrosoftの「Surface 2」プラットフォームは非常に近い線まで行っている)ため、Ubuntuタブレットは他のタブレットが到達していない高みにまでのぼれるのである。さらに、Ubuntuのデスクトップインターフェース「Unity」に慣れている人々であれば、すぐに活用できるはずだ。

 Ubuntuタブレットは必ず登場する。その登場の暁には、多くの否定論者が自ら口にした疑いを撤回することになるだろう。筆者個人はUbuntuタブレットの可能性にわくわくしている。タブレット分野は、Linuxタブレットのようなパワフルかつ柔軟でセキュアな製品を必要としているのだ。Shuttleworth氏とCanonicalがその道を開けば、2014年は否定論者が口をつぐむ年になるだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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