Shuttleworth氏は以前、UbuntuタブレットではAndroidアプリは動作しないと述べた。後になって同氏は考えを改めたため、Ubuntuタブレットのユーザーは双方の世界の良いとこ取りができそうだ。こういったことをWindroidの力によって実現するのか、それともAndroidアプリを動作させるためのレイヤの追加によって実現するのかは明らかでない。いずれにしても、これはUbuntuタブレットの大きな売りとなるだろう。利用可能なAndroidアプリが既に数多くあるという点でUbuntuタブレットは、有用なアプリの少なさによって悩まされた、Microsoftの「Surface RT」と同じ運命をたどらずに済むのである。
Ubuntuタブレットというプラットフォームにはデスクトップ版のUbuntuと同じコアテクノロジが採用されるため、ユーザーは指先ひとつでデスクトップPCと同じパワーを使いこなせるようになるのは明らかだ。また、デスクトップ上で実行できるアプリケーションはタブレット上でも実行できるはずだ。他のタブレットではこうはいかない(とは言うもののMicrosoftの「Surface 2」プラットフォームは非常に近い線まで行っている)ため、Ubuntuタブレットは他のタブレットが到達していない高みにまでのぼれるのである。さらに、Ubuntuのデスクトップインターフェース「Unity」に慣れている人々であれば、すぐに活用できるはずだ。
Ubuntuタブレットは必ず登場する。その登場の暁には、多くの否定論者が自ら口にした疑いを撤回することになるだろう。筆者個人はUbuntuタブレットの可能性にわくわくしている。タブレット分野は、Linuxタブレットのようなパワフルかつ柔軟でセキュアな製品を必要としているのだ。Shuttleworth氏とCanonicalがその道を開けば、2014年は否定論者が口をつぐむ年になるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する