Appleには「顧客に愛されるであろうと考えている大きな計画」があるという。最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏が、従業員に宛てた2013年の取り組みに感謝するメモの中で述べた。
このメモのコピーを「複数の情報筋」から入手した9to5Macは米国時間12月22日、この従業員宛て電子メールを掲載した。Cook氏はまず、この1年間で発表した新製品や刷新された製品を振り返っている。「iPhone 5s」(「iPhone 5c」には触れず)、「iOS 7」、「OS X Mavericks」の無償アップグレード、「iPad Air」、「iPad mini with Retina display」、そしてテキサス州の工場から出荷が開始された新しい「Mac Pro」だ。
Cook氏は続いて、Appleが2013年に寄与したさまざまな慈善理念に触れた。性的指向や性別認識に基づく職場における差別をなくすためのAppleの取り組みについても取り上げている。最後の段落では、従業員に対する称賛の意を示すとともに、2014年の計画を思わせぶりに示唆した。
2014年には、顧客に愛されるであろうと考えている複数の大きな計画を含め、多くの楽しみを用意している。皆さんとともに、人類の最も深い価値と最も高い願望の実現に向けてイノベーションを投入していくことを、とても誇りに思っている。この素晴らしい企業で皆さんとともに働く機会を与えられた自分は、世界で最も幸せな人間だと思う。
大きな計画とは何だろうか。一部の製品は、事実上確定している。Appleは、画面サイズが大型化される可能性のある「iPhone 6」を2014年10月までにリリースすると予測されている。機能拡張された「iOS 8」も登場するだろう。「iPad」や「iPad mini」の新しいバージョンがリリースされ、もしかしたら12インチ画面搭載の「iPad Pro」も登場するかもしれない。
これまでには、Appleがスマートウォッチやテレビに取り組んでいるとうわさされてきた。そのどちらか、または両方が2014年に登場する可能性がある。しかし、消費者を再び歓喜させるには、これまでとは異なる、意外性のある何かを創造する必要もある。Appleは2014年、それを成し遂げるだろうか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス