Hewlett-Packard(HP)は1年以上前からスマートフォン市場への再参入を計画しているという。米国時間12月23日付けの新たな報道では、同社が「ファブレット」によりモバイル市場に再参入することが示唆されている。
複数の情報筋がThe Informationに語ったところによると、HPは6インチおよび7インチのファブレット数機種を発売する計画だという。これらのデバイスは新興市場向けの製品として、通信キャリアとの契約なしで200ドルから250ドルの価格で販売されることになると伝えられている。
HPは2010年にPalmを買収した後、スマートフォン市場における足場を築こうとしたものの、「webOS」ベースのデバイスはコンシューマーの心を捉えられなかった。HPは最終的に2011年、新たなタブレットやスマートフォンの販売を中止すると決定した。
スマートフォン市場に再参入するというHPの計画に関するうわさが駆けめぐったのは今回が初めてではない。2013年に入ってから、同社はスマートフォンおよびタブレット市場への参入の道を模索していると述べたが、発売を検討しているデバイスに関する具体的なタイムテーブルを口にすることはなかった。なお、HPの最高経営責任者(CEO)Meg Whitman氏は2012年9月の段階でも、同社が新たなスマートフォンを市場にもたらそうと「取り組んでいる」とFox Business Networkに対して語っていた。
米CNETはHPにコメントを求めたものの、本記事執筆時点ではまだ回答が得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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