Microsoftが古くなりつつあった「Hotmail」に「Outlook.com」という新しい名前を付けて再スタートさせたのは1年ほど前のことだ。
HotmailがOutlook.comを導入した目的の1つは、約10年前に登場した「Gmail」に乗り換えたHotmailの旧加入者を呼び戻すことにあった。
電子メールプロバイダーを乗り換える際に厄介なのは、その手続きが技術的に煩雑なことだ。
Microsoftは米国時間12月11日、こうした問題を解消しようと、GmailからOutlook.comへの移行を簡単にすることを目的としたオンラインサービスを発表した。ユーザーは同サービスを利用することで、Outlook.comアカウントを設定し、これをセキュアな「OAuth」プロトコルを使って既存のGmailアカウントに結び付けておき、Gmailの既存メッセージをOutlook.comにコピーすることができる。
自動化されたセットアップ手続きは、バックグラウンドでMicrosoft側のサーバ上で処理される。メッセージは新しいものから先に移行され、また受信箱やフォルダ内のものすべてについて既読や未読ステータスが維持されたりと、十分に洗練されたものになっている。
最後のステップは手動での入力が唯一必要になっている。ユーザーはGmailアカウント宛てに送信された新規メッセージについて、Microsoftの指示に従って自動転送を設定する。
11日に公開された新サービスだが、世界各国での提供は順次行われる予定だ。したがって、Outlook.comのダッシュボードに登場するのは数日後になるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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