使い勝手のいいiOS向けオススメTwitterクライアント6選

 iOS 7に合わせ、主要なTwitterクライアントもデザインを刷新したり新機能を追加したりして軒並みアップデートされた。しかし、多機能で使い勝手のよさそうなTwitterクライアントには有料のものが多く、実際のところはどうなのだろう、と購入を躊躇してしまうこともあるかもしれない。そこで今回は、筆者が実際に使ってみた中から6つのTwitterクライアントを選び、その特徴をまとめた。

かゆい所に手が届く機能が満載--Tweetbot 3 for Twitter (iPhone & iPod touch)

 Tweetbot 3 for Twitter(300円:12月12日現在)は、タイムラインのタイトルを長押しするだけでリストにアクセスしたりミュートしたりできる機能が充実している。また、ツイートをスワイプすると詳細が見られるなど、かゆい所に手が届く機能が満載のTwitterクライアントだ。複数のアカウントにも対応している。iPhone版の他にiPad版とMac版が販売されており、お互いに設定を同期できるので、どのデバイスで読んでも同じ環境でTwitterを楽しめる点が便利だ。Tweet Markerでの同期を指定すれば、Tweetbot以外の対応クライアントとも既読位置を同期可能。もちろん、通知機能も備わっており、DM、リツイート、お気に入り、フォローがあった場合に通知を出すように設定できる。

  • タイトルを長押しするとリストの一覧が表示される

  • ミュートするユーザー、キーワード、ハッシュタグなどを細かく指定できる

強力なフィルタリング機能、デザインのカスタマイズも--Tweetlogix for Twitter

 Tweetlogix for Twitter(300円:12月12日現在)は、Tweetbot同様、強力なフィルタリング機能を備えており、ツイートを快適に楽しみたい人に人気のクライアントだ。ツイート本文を快適に読めるようにするだけでなく、デザイン(テーマ)も自分の好みに合わせて変更できるのが特徴だ。画面に表示されるテキストの色、背景色、ツールバーの色など、見た目をすべて自分で設定できるほか、他のユーザーがシェアしているテーマを読み込んで使うこともできる。画面下部にあるツールバーに表示する項目をカスタマイズすることもでき、ユーザー一人一人がまったく異なるクライアントを使っているようにも見える。プッシュ通知機能は備わっていないが、Wi-Fi接続時に利用できるストリーミング機能と、サウンドを組み合わせれば、プッシュ通知に近い使い勝手を得られる。

  • どのリストを見ていても、画面右上のホームボタンをタップすれば即座にメインのタイムラインに戻れる

  • 自分でテーマ決めるのが面倒であれば、#TweetlogixThemeタグでテーマを探してインポートしよう

インラインでの画像表示とショートカットが便利--Twittelator Neue - Twitter Client for iOS 5

 Twittelator Neue(500円:12月12日現在)は、TweetlogixやTweetbotのようなフィルタリング機能を備えてはないが、インラインでの画像表示機能とショートカット作成機能が便利なクライアントだ。ツイートとツイートの間に挟まれるようにして画像が表示されるインライン画像表示機能では、リンク先まで画像を見に行かなくても、ワンタップで画面いっぱいに画像を表示して確認できるので便利だ(対応しているサービスのみ)。さらに便利なのが、ショートカット作成機能だ。ショートカットは、画面を横に並べていくような間隔で作成でき、よくアクセスするショートカットを、画面を左右にスワイプして切り替えて表示できるようにしてくれる。リストをショートカットにできるほか、特定のユーザーのみのショートカットや、検索結果のショートカットなどを作成することもできる。アプリ名にiOS 5とあるが、iOS 7でも、もちろん利用可能だ。

  • 画像をタップすると、折りたたまれていた紙が開くようなアニメーションで画像が大きく表示される

  • 表示している画面から簡単にショートカットを作成できる。ショートカットの並び順は設定画面で変更可能

キビキビとした動作、Mac版との同期も--Echofon Pro for Twitter

 Echofon Pro for Twitter(500円:12月12日現在)は、動作がキビキビとしており、メニューが分かりやすく、検索がしやすいクライアントだ。上記3つのクライアントに比べて、特に個性的な特徴があるとは言えないが、手堅く設計されており、プッシュ通知もミュート機能も欲しい機能は揃っているのが利点だ。Wi-Fi接続時に利用可能なストリーミング機能を使うと、検索結果も更新して未読バッジを表示してくれるのは大変便利。また、Mac版との同期も可能。面白いのは、Bufferと連携させることができる点だ。設定画面でBufferにログインしておくと、ツイートのリツイート時に「Retweet via Bufer」というメニューが表示され、Bufferに送ることができる。リツイートが多く、時間差でリツイートしたいという人には便利な機能だ。

  • ツイートの一覧でアイコンをタップするとメニューが表示される

  • Bufferとの連携が設定済みならば、リツイートを選択すると、Buffer用のメニューも表示される

シンプルデザインのクライアント--Twitterrific 5 for Twitter

 Twitterrific 5 for Twitter(300円:12月12日現在)は、タイムライン更新時に表示される小鳥のアニメーションがかわいらしい、シンプルデザインのクライアントだ。他のクライアントは、ツールバーがすべて画面下部にあるのに対し、Twitterrificは画面上部にあり、自分のアイコンをタップすることでメニューを表示できる。表示のされ方を確認しながら、フォントや文字サイズなどのデザインを変更できるのもうれしい。プッシュ通知機能がかなり優秀で、どのような通知なのかを一目で確認できるアイコンを表示させることも可能だ。プッシュ通知機能をオンにすると「Today」メニューが表示され、その日に通知された内容を一覧で確認できるのは便利だ。

  • メニュー画面。画面下部の白黒の円アイコンをタップすると、タイムラインを確認しながらデザインを調整できる

  • フォントの種類や文字サイズを変更するとすぐにタイムラインに適用されるので、見やすさを確認しやすい

入力にこだわる人に、ATOKが使える--Tweet ATOK

 Tweet ATOK(無料/広告削除等の機能追加オプションは600円:12月12日現在)は、何と言ってもその利点は、ATOKが使えるということに尽きるだろう。ATOK sync アドバンスのユーザーであれば、MacやWindowsで登録した単語辞書をそのまま利用できるのだ。また、表示フォントに読みやすい「ヒラギノ角ゴ ProN」が指定できるなど、日本語環境でTwitterを利用するのにうれしい環境が手に入る。リストをツールバーにタブとして配置することができ、タブにしたタイムラインは5分ごとに自動的に更新される。基本的には無料で利用できるが、アドオンを購入すると、広告が削除されるほか、書きかけのツイートを下書きとして保存できるようになったり、テーマが2種類増えたりする。

  • テーマ「Classic White」を適用した画面。テーマは「その他」→「設定」から変更可能

  • リストをタブとしてツールバーに配置できる

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