ブラックリストと照合して迷惑電話を通知--iOSアプリ「だれ電 Pro」

 「だれ電 Pro」は、迷惑電話を通知してくれるアプリだ。かかってきた電話番号が本アプリのブラックリストに登録されている番号であれば迷惑電話の可能性ありとして注意を促してくれるほか、発信元の情報をオンラインで検索し、必要に応じて拒否リストに追加するなどの機能を備える。

  • アプリが持つブラックリストをダウンロードした状態。これらは主に本アプリの他ユーザから報告されたもので、およそ数百件の電話番号が登録されている

 本アプリは迷惑電話を判別するためのいくつかの機能を備えている。アプリをインストールすると、電話帳に「WhosCall High Risk Group」というグループが追加される。これらは「迷惑電話」「ワン切り」「よくある電話」という3つのリストから構成されており、問題のある電話番号として本アプリのユーザから報告された数十件~数百件の番号が登録されている。電話が着信した際、このリストに登録されている番号であれば、発信者名の表示欄にて注意を促してくれるので、電話に出てもよいか否かを判断する基準になる。

 個別に電話番号を検索する機能も備える。電話番号の発信者に関する情報がないかオンラインで探し、あれば表示してくれる。業者のテレアポの番号などは、オンライン上に何らかの情報が掲載されていることが多いので、それらを手軽に検索できるというわけだ。検索結果を参考にしつつ、自分の拒否リストに追加することも可能だ。

  • ブラックリストは「迷惑電話」「ワン切り」「よくある電話」の3つ。iPhone標準の連絡先に登録される

 iPhone標準の連絡先をインポートし、そこに登録されている電話番号をチェックすることもできる。不明瞭な着信があるたび連絡先に登録して拒否リストとして代用している場合、それらを取り込んだ上で発信元を逆引きできる。こちらも同様に自分用の拒否リストに追加することが可能だ。

 一般的なiOSアプリの挙動とはやや異なることから機能の全貌がつかみにくいのがネックだが、とりあえずインストールしたままの状態で放置しておけば、ある日不明な着信があった際に注意が表示されるなど、とくに何もせずとも効果が目に見えて現れる。日本語化されているもののFAQが英語のままだったりと完全にこなれていない部分も見られるが、不明な番号からの着信に日々悩まされている人は、本アプリに頼ってみる価値はありそうだ。

  • リストの中身は電話番号の羅列。発信者名など詳しい情報は記されていない

  • 発着信の際、ブラックリストに登録されている番号であれば、発信者名の表示欄にその旨が表示される

  • 「番号検索」機能では、不明な電話番号に関する情報がオンラインにないか逆引きできる

  • 逆引きした結果。いくつかのサイトで、迷惑電話として報告が寄せられていることが分かる

  • 迷惑電話であることが確認できたら、自分用の拒否リストに追加しておくとよい。拒否の理由は「迷惑電話」「テレマーケティング」など複数の選択肢から選べる

  • 自分用の拒否リストに追加したところ。任意の電話番号を手入力することも可能だ

>>だれ電 Proのダウンロードはこちらから

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