「Windows」に対するMicrosoftの今後の刷新の一環として、「Windows Phone」と「Windows RT」が端末メーカーに無償で提供される可能性があるという。The Vergeが米国時間12月11日、「Microsoftの計画に詳しい情報筋ら」の話として報じた。両OSの無償提供はまだ確定には至っていないが、MicrosoftのOS担当バイスプレジデントを務めるTerry Myerson氏がこれを真剣に検討しているという。
Microsoftは、PC、スマートフォン、タブレットベンダーに対する同社OSのライセンス供与によって、かなりの収益を上げている。「Windows Phone」の場合、収益の大半はフィンランドの端末メーカーであるNokiaからのものだ。しかし、MicrosoftはNokiaの携帯端末事業を買収したため、この収益源は消えてしまっている。
失ったOSライセンス料を補うために、Microsoftは他の収益の増加を図っていると、The Vergeの情報筋らは述べている。具体的には、「Windows 8」アプリにおける広告をテストしているという。広告は既に、Windows 8の「Bing」検索結果に表示されている。またMicrosoftは、「SkyDrive」「Office」「Skype」の加入者増加も図るつもりである。
Microsoftの広報担当者は米CNETに対し、無償版に関するうわさについて、同社が現時点で公表できる情報はないと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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