Appleはこのほど、ストリーミング音楽サービス「iTunes Radio」の売上増に寄与する新たな販売担当幹部を雇用した。
米CNETが複数の業界筋に取材した情報によると、Appleは、iTunes Radioの広告販売の一部を監督する役職にMichael Pallad氏を雇用したという。AdAgeが米国時間12月10日、このニュースを最初に報じた。Pallad氏は以前、米大手ラジオ局Cumulus Mediaの販売担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めていた。
iTunes Radioは9月にリリースされた。このサービスは、Appleによる音楽ストリーミングへの進出であり、「Pandora」「Spotify」などのサービスとの激しい競争を意味する。Appleはこれまでも、iTunes Radioに時折広告を挿入してきたが、より多くのブランドの取り込みに着手したがっているようだ。
だが、実際に企業からiTunes Radioへの広告費を獲得するのは、厳しい任務かもしれない。AdAgeによると、Appleは複数のブランドに対し、iTunes Radioを使う12カ月の広告契約に100万ドルまたそれ以上を求めているという。
米CNETが取材した業界筋によると、Pallad氏は、iTunes Radioの販売をすべて率いるわけではないという。同氏は、放送チャンネルを通じた販売活動の担当となり、iTunes Radioの販売統括責任者の直属となる予定だ。
Appleは、Pallad氏の雇用についてコメントを避けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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