「ラブライブ!」では“みんなで叶える物語”をコンセプトとして、投票や公募などの読者参加企画が数多く行われている。本作でもユーザー投票によってカード化するシチュエーションを決める「クリスマスカード決定戦」が実施され、1位になった南ことり【ことり式雪だるま】がURカード化された。お気に入りのメンバーに対してその思いを表現できる、なんらかの形でファンの声が反映されるのも特長となっている。
ちなみに記者の独断と偏見による一押しメンバーは星空凛だ。音ノ木坂学院の1年生で、考えるよりも体が先に動くような元気あふれる体育会系の女の子。喋るときの語尾が「にゃ」「にゃー」となるのが特徴。どのくらいお気に入りかと言えば、ハチロクがベースの公式痛車「国立音ノ木坂学院公用車」を紹介する際、凛ちゃんの手の位置にドアノブがあるのを見て「まるで手をつないだかのように妄想するもよし、凛の象徴的なセリフ『テンション上がるにゃー>ω</』な気分に浸るのもいいだろう」と書いてしまうぐらいにお気に入りだ。
あくまで個人的に本作を振り返るなら、やはりインプレッション記事の掲載時に実装されていなかった、特待生勧誘での凛ちゃんのUR。さらに上位報酬となったゲーム内イベントが挙げられる。
特待生勧誘によるURは、現在までに「伝説のラーメン!」の特技を持つスマイル属性のものと、「いっしょにゴール」の特技を持つクール属性のものの2つが実装されている。本作ではカード交換機能が現状では実装されていないため、自分で引き当てる以外には入手の方法がない。実際に狙ってみると、あっさりURが出たかと思ったら別のメンバーで「うれしいけど…」ということがあったり、11回分をまとめてできる「11回勧誘」で全員がRだったことなど、振り返るといろんな心の葛藤がありつつ挑んだ感じだった。
上位報酬となったゲーム内イベント「We are NAVIGATORS!」は9月に開催。ソーシャルゲームによくあるような、いかにイベントポイントを多く稼ぐかを競うイベントだった。これまでもゲーム内イベントは適度に参加し、それなりに遊んでいれば回復アイテムのラブカストーンを使わずともポイントの報酬で1枚を取ることはできていた。だが、覚醒させるために2枚欲しいとなると一定の順位以上を狙う必要がある。結果的には2枚入手できたものの、振り返るとライブパートの評価でイベントポイントが変動するために手が抜けない。さらに個人的な事情であるが、開催期間が東京ゲームショウ2013とかぶってしまい、取材のために時間が取れず出遅れてしまったため、巻き返すための連続プレイが結構大変だったことを思い出す。
そんな凛ちゃんは、サウンドトラックCDのトラック名にもなった顔文字「>ω</」に代表されるような、ころころと変える表情も魅力のひとつ。前述のようにメインストーリーのアップデートにより表情差分が導入されたことによって表情が豊かになり、より魅力が伝わりやすくなった。
ライブパートで楽曲を堪能し、ストーリーパートでメンバーの魅力にも触れたところで、凛ちゃんの持つ豊かな表情をさらに堪能したいと思うなら、やはりスクールアイドルらしく歌って踊る姿を見ることだろう。TVアニメもそうだが、これまでもナンバリングのCDは、アニメーションPV付きでリリースされている。
11月に発売された最新のナンバリングシングル「Music S.T.A.R.T!!」の視聴動画でもいろんな表情が楽しめるが、なかでも1分2秒目からはじまる凛ちゃんのアップは、そこだけ何度も見入ってしまうぐらいに必見だ。明るい笑顔のイメージが強くあるなかで、猫の手招き風なポーズをしながら頬をわずかに赤らめつつ、せつないとも色っぽいとも取れる表情はハートを突き刺すぐらいのかわいらしさがあると言っていいだろう。また視聴動画にはない製品版フルバージョンのPV後半部分では、TVアニメのエンディングで印象的だった“無邪気にマラカスを振る凛ちゃん”も一瞬ではあるが映し出されているので、そこも見どころだ。
余談だが、視聴動画の冒頭約7秒ほど、このシングルのセンターである西木野真姫が“ある姿”で登場。初めて見たときは、思わずそこだけ何度か見返していたのはここだけの話だ。
今後の展開として、「スクフェス」としては随時楽曲やカードを追加していくほか、書き下ろし楽曲「タカラモノズ/Paradise Live」を収録したCDが、ランティスより2014年1月29日発売予定。さらにブシロードのトレーディングカードゲーム「ヴァイスシュヴァルツ」で、ゲーム内カードをリアルカード化した「ブースターパック ラブライブ! feat.スクールアイドルフェスティバル」を1月24日に発売予定としている。どちらもゲームで使用できるメンバーの限定シリアルコードを付属する。
また「ラブライブ!」そのものとしては、2月8日と9日の2日間にわたって、さいたまスーパーアリーナにてライブイベントを開催するほか、人気の火付け役にもなったTVアニメ2期を2014年春より放送開始予定とするなど、さらなる広がりや人気を加速させていきそうな雰囲気を感じさせる展開が予定されている。
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