2013年のヘッドホントレンドの一つとなった「ハイブリッド」というキーワード。各社さまざまなハイブリッドスタイルが存在するが、トレンドを牽引する代表的なものとしては、ダイナミック型やバランスドアーマチュア型(BA型)といった、2つ以上の性質の異なるドライバを搭載するモデルが挙げられる。以前紹介したマクセル「MXH-DBA900」をはじめ、国内外問わず該当する製品が多数登場している。
今回はそんなハイブリッドモデル群の中でも、ハウジングやプラグまで徹底した総メタル仕上げボディで異彩を放つ、英国のヘッドホンブランドATOMIC FLOYD(アトミック・フロイド)の「SuperDarts+Remote」(SuperDarts)の実力をチェックしていく。
製品の詳細に入っていく前に、ATOMIC FLOYDについておさらいをしておこう。ATOMIC FLOYDは、2008年に誕生した英国発のヘッドホンブランドである。ほかにない独創的なデザインを打ち出しており、スチールやチタン、24金を使った総メタル製のヘッドホンを創った初めてのブランドでもある。
その中でも、ここで紹介する「SuperDarts」は、低域用のダイナミック型ドライバと中高域用のBA型、2種類のデュアルドライバを採用した同ブランドのフラッグシップとなるハイブリッドモデルだ。なお+Remoteという製品名は、iPhoneやiPad、iPodの基本操作や通話が耳元で行なえる、マイク付きリモコンを装備していることを示している。
まずは、パッケージから見ていこう。ゴージャスなハードケースで、正面には製品写真がドデカく掲載されている。中を開けていくと、ロケットか宇宙船かを思わせるドーム内に製品が入っており、左手には大きな文字で書かれた製品特長や付属品の写真が並ぶ。ドームのふたを開けると、銀の袋に包まれたラバー製キャリングポーチのほか、2年間保証のカード、製品カタログのようなフルカラーの取扱説明書が入っている。要所以外の日本語記載は少ないが、言語が読めなくても何となくわかってしまうデザインには力を感じる。
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