Microsoftの研究者らが、着用者の気分を感知するスマートブラを開発している。目的は、ストレスによる過食を防ぐことだ。
同社Visualization and Interaction Research GroupのリサーチマネージャーであるMary Czerwinski氏は、テクノロジによってストレスを感知し、人々がそれに対処できるようにする方法について研究している。同氏による最近のプロジェクトの1つがスマートブラの開発だ。このブラには心電図と皮膚電位を測定するセンサのほか、ジャイロスコープや加速度計が埋め込まれている。
「感情的に過食に走るのはほとんどが女性であり、ブラは心電図を測定するのに最適であることが分かった」とCzerwinski氏はDiscovery Newsに対して語っている。
被験者は取り外し可能なセンサを自前のブラで装着していたため、すべての人が同じブラを着けていたわけではない。センサからのデータはスマートフォンアプリに送られ、女性が自分の気分を確認できるようになっていた。研究者らは収集された信号に基づき、女性がストレスを感じているかどうかを見ることができた。これにより、ウェアラブルで携帯できる気分感知システムが実現可能であることが示された。
試作品段階にあるこのプロジェクトの裏にある意図は、自分の気分についてフィードバックを受けている女性は過食につながるストレスの兆候を確認でき、より賢明な判断ができるというものだ。このブラは、バッテリ持続時間が約4時間に限られるものの、センサを着用するための極めて快適かつ個人的な方法なのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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