新しいGoogle音声検索は「話し言葉」に対応--音声による応答も

 グーグルは11月29日、Google音声検索の新機能の提供を開始した。新しい音声検索は話し言葉を理解し、音声で応答するというもの。iOS 6.0以上またはAndroid 4.1以上を搭載したスマートフォンやタブレットで利用可能。PCではChromeブラウザを使うことによって利用できる。

記者会見で説明を行った、Googleの製品開発本部長を勤める徳生健太郎氏
記者会見で説明を行った、Googleの製品開発本部長を勤める徳生健太郎氏

 音声検索機能そのものはすでに提供しているが、キーワードごとに区切ることなく話し言葉で検索することが可能となり、音声で質問に応答するようになったのが特長。音声による応答は、Google検索が質問への答えを知っている場合に行われる。たとえば「スカイツリーは何階建て」、「東京タワーの高さは」、「イタリアの首相は」など、幅広い検索に対応するとしている。

 ほかにも、場所について検索したいときは、直接店舗名や観光スポット名を話しかけたり、「エッフェル塔はどこ」と問いかけるだけで、その場所を地図で表示。「ランドマークに電車で行きたい」と話すと、自動的に現在地からランドマークタワーへの経路検索を行う。

  • 日常生活のことから素朴な疑問まで幅広い検索に対応

  • 答えが知っている場合、音声で応答してくれる

  • 「箱根の観光スポット教えて」といったものでも、名所を表示してくれる

 同日に行われた記者会見では、ユーザーの行動をあらかじめ予測し、検索しなくてもほしい情報を自動的に表示する「Google Now」もあわせて紹介。Googleカレンダーに連動したスケジュールにあわせてお知らせをしたり、交通情報を表示。GPSの情報にもとづいて、その場所から自宅までの終電を自動的に知らせるなどといった機能を持っている。

  • Googleカレンダーと連携。目的地も登録されている場合は経路も教えてくれる

  • 終電情報も自動的にお知らせ

 同社では11月29日より年末にかけて、この新機能を使って冬をアクティブに楽しむ方法を紹介するテレビCMを放映し、新機能を訴求していく。

  • 料理やドライブ、海外旅行などさまざまなシチュエーションで音声検索が役に立つことを説明

  • Googleの最高経営責任者であるラリー・ペイジ氏が掲げているビジョン

  • Googleでは、2013年だけで11月末までに650以上の機能追加や改善を行っているという。音声検索はこれらの機能追加のひとつとしている

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]