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ひっそりと開始した“黒船”配車サービス「Uber」に乗車--国内ではタクシー会社と提携

岩本有平 (編集部)2013年11月26日 22時26分
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 スマートフォンアプリを利用したオンデマンド配車サービス「Uber」。米国発の同サービスがひっそりと日本でサービスを開始した。Uberの日本語版ブログでは、11月13日付けの記事で「お待たせしました!いよいよSecret Uber が東京の街に登場!」というエントリーが投稿されているのは既報のとおりだ。

 Uberは世界22カ国でサービスを展開するオンデマンド配車サービス。iOSおよびAndroid向けに提供されるスマートフォンアプリにクレジットカード番号を登録すれば、指定の場所への配車の依頼が可能。乗車後行き先を指定すればキャッシュレスでの移動が可能となる。降車後、メールで領収書が送付され、運転手の評価ができる。

 現在は六本木周辺を中心に試験的にサービスを展開している。料金は、基本料金が100円、1kmごとに300円、1分ごとに65円がかかる。ただし最低料金が800円に設定されており、短距離、短時間であっても1回800円かかることになる。車種は「トヨタ クラウンGRS200」など、ハイヤーとして利用される“黒塗り”の車種だ。

現在はパートナーとともにサービスを展開

 日本でタクシーやハイヤーといった事業を展開する場合、一般乗用旅客自動車運送事業について国土交通大臣の許可を得る必要がある。また、タクシーやハイヤーの運転手をするためには、法人であれば第2種免許の取得、個人であればさらに10年以上のタクシー、バス運転手経験などが必要となる。海外では、Uberは個人経営のハイヤーなどをネットワーク化するなどしてサービスを提供しているが、この点をどうやってクリアしたのか。

  • Uberを利用して筆者が呼んだ車。加工しているため分かりにくいが、事業用自動車を示す緑ナンバーだった

 Uberのサイト上に公開されているサポート窓口に対して、日本での展開についてメールで問い合わせたところ、「ソフトローンチの時期であるため取材には応じられない」という回答が返ってきたため、現行法に則したサービス運用であるのかすら確認できなかった(編集部注:記事公開後、Uber Japanから「関連する日本の法規に則った運営を行っている」との回答を得ることができた)。だが複数の関係者へ取材したところ、実際に都内に展開しているUberの車は提携するタクシー・ハイヤー会社のものであるという回答を複数得ることができた。

 関係者や実際に都内でUberを利用した人物らの話を総括するとこうだ。現在都内でサービスを展開するUberの車両はスタート時点で3~4台程度、それぞれ特定の待機場所を指定されている。いずれもUberの車両ではなく、提携するタクシー会社のハイヤーだという。ユーザーからの呼び出しに応じて、それぞれ六本木周辺を中心にしてサービスを提供している。

 提携するタクシー会社として名前が挙がったのは、京都発のエムケイだ。だが同社グループで関東圏にてタクシー・ハイヤーサービスを展開する東京エムケイに問い合わせてみるも、提携について否定こそしないものの、「担当者が折り返す」として回答がない状況だ。

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