Twitterは米国時間11月22日、他のテクノロジ企業に続いて、政府を含む部外者によるデータ入手をより困難にするため、セキュリティを強化すると発表した。
Twitterは今回、セキュリティ対策である「forward secrecy」を導入した。これは、単一のマスターキーを利用する代わりに、一時的な個別キーを使ってそれぞれのウェブセッションを暗号化するというもの。
forward secrecyはGoogleも支持しており、これを導入すると、外部の組織は同じキーを使って過去のメッセージを解読することができなくなる。
Twitterのエンジニア2名がThe New York Timesに伝えたところによると、新たなセキュリティ対策の追加により、Twitter接続時に少しのタイムラグが発生するようになるという。米国で約0.15秒、Twitterのサーバから遠く離れた国々では最大1秒だという。しかし同社は、遅延を発生させてでもセキュリティを強化する価値があると考えている。
2013年に入ってEdward Snowden氏が、米国家安全保障局(NSA)がテクノロジ企業を監視しているとの情報をリークした。そのリークを受けて、GoogleやFacebookを含む複数のテクノロジ企業は、セキュリティ対策を強化してユーザーデータを保護することを表明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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