リコーは11月21日、スマートフォンと連携できるウェブブラウザベースのディスカッションツール「RICOH TAMAGO THE WALL」(無料)を公開した。ブラウザはInternet Explorer 11または Google Chrome、アプリはiPhoneに対応し、App Storeからダウンロードできる。
特に少人数でのアイデア出しや1人で考える時に向いているサービスだ。特徴は、(1)クラウドストレージに安全にアクセスできること、(2)視覚的に情報を整理できること、(3)いつでもどこでもディスカッションを再開できること──の3点だ。
まずタッチ対応のWindows PC(推奨)のブラウザからRICOH TAMAGO THE WALLのウェブサイトにアクセスすると、新規ファイルが作成できる。このとき、ログインIDを打ち込んだりパスワードを打ち込んだりする必要がないため、会議室に設置されたPCでも、誰のPCでも安心して利用できるメリットがある。なお、マウスやタッチパッドでも使えるが、やはりタッチ対応PCで使うのが便利だ。
RICOH TAMAGO THE WALLの画面はシンプルで、数種類の色とペン、消しゴム機能があるのみだ。画像の貼り付けなどはできない。紙に書くように、タブレット機能を持つノートPCなどから、手書きで書き込みをしていく。
「あのページとリンクさせたい」というときは、他のページのサムネイルをその場でページ上にドラッグ&ドロップすると貼り付けられる。サムネイルをタップすると該当ページにジャンプでき、情報を視覚的に整理できるのも特徴のひとつだ。ページは、1ファイルにつき40枚まで作成できる。
作成した資料を保存したいときは、iPhoneアプリを利用する。RICOH TAMAGO THE WALL上に表示したQRコードをiPhoneアプリから読み取ると、Google ドライブにPNGファイルとして保存できるしくみだ。
複数人がダウンロードしたいときは、それぞれがアプリからQRコードを読み取ると自分のGoogle ドライブにダウンロードできる。
iPhoneアプリ上では、あらかじめGoogle ドライブのIDとパスワードを設定しておく必要がある。逆に、保存しておいたファイルをPC側に表示させたいときもRICOH TAMAGO THE WALL上で操作してQRコードを表示させ、iPhoneアプリから読み取り、iPhoneをリモコンのようにしてPC側に表示できる。iPhoneと連携させることで、いつでも、どこでも、会議の続きが再開可能になる。
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