米国時間2003年6月2日に打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の「Mars Express」は、6カ月半後に火星に到着した。同探査機はその後10年間で火星を1万2500回近く周回しており、前例のない画像と大量のデータを送ってきている。
こうした情報を組み合わせて、火星表面の地形モデルが作成されている。この地形モデルでは、最も標高の高い火山から最も深い渓谷まで、火星の地形が見事に視覚化され、さらには衝突クレーターや太古の河床、溶岩流などの地形を上から見ることができる。
提供: ESA / DLR / FU Berlin (G. Neukum)