トンデモケータイの母国、中国ではスマホの普及が急速に進んでいる。ここ1~2年で力をつけてきた新興メーカーはいずれもスマホのみを製品ラインアップにそろえており、日本円で1万円を切る低価格スマホも豊富に用意している。最近じゃ大手家電店のケータイ売り場でも普通のケータイを探すのが難しいほどだ。そしてこんな時代の流れに乗るように、トンデモケータイメーカーもスマホへ参入し、トンデモスマホを次々と中国市場に送り出している。
その結果、トンデモケータイがずらりと並んでいた世界の工場、中国深センのトンデモケータイ問屋ビル内も無名メーカーのトンデモスマホだらけという状況に変わりつつある。それらの多くは超低価格品や大手メーカーのそっくり品などトンデモケータイ時代そのままの様相を呈しているものの、独自の機能やデザインを採用したトンデモスマホもここに来て少しずつ増えているようだ。
まぁさすがに髭剃り内蔵やら不思議なギミック搭載の「ネタ系スマホ」はまだ出てきていないものの、トンデモスマホメーカーたちも差別化を図るため日々さまざまな製品を開発しているのである。
今回紹介するトンデモスマホ、Daxianの「N100i」も、大手メーカーからはまだ出ていない、しかもなぜこの機能が今までなかったんだろう?と思えるトンデモ機能を搭載している。一見するとネタとしか思えない機能なのだが、一度使うと病み付きになってしまうほど便利なスマホなのだ。おそらく数年後は多くのメーカーがこの機能を搭載しているんじゃないだろうか?しかしそんな時代がやってきたとしても、過去にこのN100iが「世界初」の製品としてひっそりとリリースされていたことなど誰も覚えていないことだろう。
ところでスマホ時代の今、スマホ利用者の人々が最も困っているのが端末のバッテリの持ちではないだろうか?そんなことからスマホの外付けバッテリに自らがなってしまうというトンデモケータイも登場したほどだ。一方では充電をより手軽に楽にできるソリューションとしてワイヤレス充電が日本を中心に普及の兆しを見せている。だが充電ケーブル不要、充電台の上に置くだけで充電できるワイヤレス充電も、その充電台の設置場所が増えてくれなくては「いつでもどこでも手軽に充電」できないというデメリットがある。
でもここで考えて欲しい。そもそもスマホやケータイの充電になぜ充電ケーブルやACアダプタが必要なのだろう?「そりゃバッテリに電気を充電するんだから当然でしょ」という答えが返ってくるだろう。では世の中の電気製品で充電が必要なものすべてにACアダプタが必要なのだろうか?例えば旅行用のトラベルシェーバーはケーブル不要、本体を直接コンセントに挿し込めば充電できちゃうじゃないですか?
そう、Daxian N100iはそのトラベルシェーバーと同様に本体を直接コンセントに挿し込んで充電することができるのである。この機能はおそらく世界初と言って間違いないだろう。N100iを使い始めた日から、ACアダプタを忘れてしまって外出中に充電できないなんて悲劇はもう二度と繰り返されなくなのである!しかもスマホ以外に余計なものを持ち運ぶ必要もない。また会社や無料充電コーナーのある場所へ行けば、胸ポケットからN100iをさっと取り出し即座に充電もできるのだ。今回はスマホユーザーの最大の悩みを一気に解決してくれる、N100iの魅力に迫ってみよう。
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