N100i本体を見てみると、どこにでもありそうなごくごくフツーのスマホそのものだ。ディスプレイサイズは4.3インチ、解像度は800×480ピクセルらしい。側面に回りこんでいる背面の電池カバーのカラフルな色合いはもしかするとiPhone 5cを意識したものかもしれない。そしてその電池カバーの右下には他のスマホには見られない不思議なスリットが2つある。そう、ここからコンセントプラグが顔を出すという仕掛けになっているのである。
またうれしいことにパッケージの中には交換用のバッテリカバーがもう1枚入っていた。こちらは白のカバーで色違いとなる。N100iには複数のカラバリがあるようなのだが、たぶんどの色を買っても別の色のカバーが入っているのだろう。気分転換に色を変えて楽しむだけではなく、コンセントに直接挿す機会が多いN100iだけに、傷がついてしまったバッテリカバーを交換して新品同様のルックスにできるのはありがたい心遣いだ。
さてそのバッテリカバーをはずしてみると、N100iの最大かつ唯一の特徴とも言えるコンセントプラグが本体下部に収納されている。この部分については後でじっくりと触れることにして、まずはSIMとバッテリを装着することにする。なおトンデモケータイ時代にデュアルSIMが当たり前になった中国では、トンデモだけではなくまともなスマホもその多くがデュアルSIM仕様だ。このN100iももちろんSIMスロットは2つ搭載している。
N100iのバッテリは1800mAh。このサイズのスマホとしては標準的な大きさだろうか。だがこのバッテリを良く見ると突っ込みどころが満載だ。まず本体からバッテリを取り外すためのリボンというかタブ、よく見ると「2」という数字が記載されている。
あれ、これ何だか見覚えないですか?形状はちょいと違うものの、N100iのディスプレイに最初に貼ってあった保護フィルムを保護するフィルムを引き剥がすステッカーと同じものだよこれ!まぁちゃんと使えるから問題はないものの、本来の目的ではないステッカーを流用しちゃうあたりはさすがトンデモスマホメーカーである。
そしてバッテリを本体に装着してみると、本体の端子側に当たるバッテリの端子部分に段差がついているのが見えるだろうか?その部分を指先で触れてみると、バッテリ側の端子部分がぐらぐら動いてしまうのだ。本来であればバッテリ全体を金属のカバーで覆い片側に端子をしっかり固定すべきところを、N100iはバッテリ本体とその端子部分をステッカーで張り合わせただけなのだ。
おそらく数回取り外しを繰り返すとバッテリの端子部分が分離してしまうだろう。ま、いつでもどこでも充電できるN100iなので、バッテリは一度入れたら二度と取り外さないという思想でこんな設計になったものだと信じたい。
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