200個のブラウザタブのどれが騒がしい音を発しているのかを確認したくなることがあるが、「Google Chrome」の最新ベータ版はそれを可能にする機能を提供する。
「Chrome 32 Beta」では、タブが音声を再生しているとき、そのことを示すインジケーターが、タブを閉じる「X」の横に表示される。インジケーターは音声の発信源によって、アイコンが変化する。音声をストリーミングしている場合は、スピーカーのアイコンが表示される。赤色の円はウェブカメラを示し、「Chromecast」のボックスアイコンはタブをテレビに転送していることをユーザーに通知する。
Chrome 32 Betaでは、「Windows 8」の「Metro」モードに配慮した変更点も追加されている。同ブラウザの新しい外観は「Chromebook」とほぼ同じで、ウェブアプリランチャーを備え、マルチウィンドウに対応している。
Googleは公式ブログへの投稿の中で、「共通のインターフェースは素晴らしい体験をもたらす」と紹介しているが、それは、Windows 8のタイルインターフェースが上手く機能していないとGoogleが考えていることをMicrosoftに伝える警告でもある。さらに、共通のインターフェースは、ウェブアプリがChromeの一部であることをより視覚的に明示するものだ。それは、Googleがあらゆる人に認識してもらいたいと思っていることだ。
Chrome 32 Betaには、マルウェアファイルを自動的にブロックするセキュリティ機能も新たに追加された。Chromeが自発的にファイルをスキャンして悪質なファイルを検出するのか、それともブラックリストを使用するのかを明確にしてほしいと米CNETはGoogleに要請したが、すぐに回答を得ることはできなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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