ソニーは、A4サイズ相当の業務用デジタルペーパー「DPT-S1」を発表した。世界最薄・最軽量で、紙のような読みやすさと書き心地を実現する。発売は12月3日。市場推定価格は9万8000円前後になる。
DPT-S1は、A4サイズ相当の13.3型で、解像度は1200×1600ピクセル。16段階のグレースケール表示ができる。タッチパネルを採用し、付属のスタイラスペンを使って操作が可能。ディスプレイ前面にガラスやタッチパネルが存在しないため、ペン先がディスプレイに触れた部分と描かれる線の視差ズレが少なく、紙に書く感覚に近い書き味を実現したとのこと。文書やノートに手書きを加えたファイルを保存したり、ハイライトや付箋メモ、ソフトウェアキーボード入力などに対応する。
長時間使用しても目が疲れにくいよう、バックライトは非搭載。反射型ディスプレイを採用することで日の当たる場所でも文字がしっかり読み取れる。
サイズは高さ310mm×幅233mm×奥行き6.8mmで、重量約358g。リチウムイオン充電池で駆動し、約2.5時間の充電で最長約3週間の使用が可能だ。本体には約4Gバイト(使用可能領域は約2.8Gバイト)の内蔵メモリを備え、約2800ファイルの保存が可能。microSDカードスロットも搭載する。
対応OSはWindows 8/7/Vista/XPとMac OS X v10.8.3 Mountain Lion/v10.7.3 Lion/v10.6.8 Snow Leopard/v10.5.8 Leopard。本体にはWi-Fiも内蔵し、ネットワークを介したフィアル共有もできる。
ソニーでは、デジタルペーパーの開発にあたり、企業や教育機関におけるデジタルペーパー化を推進していく方針。2014年4月をメドに「デジタルペーパー会議ソリューション」「デジタルペーパー授業支援ソリューション」など、DPT-S1を活用するソリューションを順次提供していく予定だ。
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