頑丈なアルミニウムユニボディの本体とガラス製のディスプレイは、Appleのノートブックの長年の特徴だが、この13インチMacBook Proは特にがっしりとした感じがする。現在製造されている中では、最もしっかりと作られたノートブックの1つであることは間違いない。バックライト付きキーボードと、大きくてクリック可能なトラックパッドはどちらも相変わらず素晴らしく、MacBook Airにあるものとほとんど同じだ。
確かに、13インチRetina Display搭載MacBook ProはMacBook Airのように軽いわけではない。しかしバッグの中にするりと入り、適度にコンパクトに感じられ、比較的場所を取らない。筆者のニーズを満たすには十分にコンパクトだ。
2012年の段階では、2560×1660ピクセル、13.3インチのRetina Displayは、13インチノートブックで使われているものでは最高の解像度だった。1年たって変わったのは、突如として、東芝の「KIRAbook」やサムスンのATIV Book 9 Plusなどの「Windows」搭載ノートPCがその解像度に近づき、しのぐようになって、Appleの戦略をまねていることだ。KIRAbookの13インチディスプレイは2560×1440ピクセル、ATIV Book 9 Plusは3200×1800ピクセルだ。
Apple製13インチMacBook Pro (2013年10月) | サムスン製ATIV Book 9 Plus | 13インチMacBook Air (2013年6月) | |
---|---|---|---|
価格 | 1499ドル | 1399ドル | 1099ドル |
画面サイズ/解像度 | 13.3インチ、2560×1600画面 | 13.3インチ、3200×1800タッチ画面 | 13.3インチ、1440×900画面 |
PC CPU | 2.4GHz Intel Core i5 4258U | 1.6GHz Intel Core i5 4200U | 1.3GHz Intel Core i5 4250U |
PCメモリ | 8Gバイト DDR3 SDRAM 1600MHz | 4096Mバイト DDR3 SDRAM 1600MHz | 4096Mバイト DDR3 SDRAM 1600MHz |
グラフィックス | 1Gバイト Intel Iris Graphics | 1749Mバイト(共有)Intel HD Graphics 4400 | 1024Mバイト Intel HD Graphics 5000 |
ストレージ | 256Gバイト SSD | 128Gバイト SSD ハードドライブ | 128Gバイト SSD ハードドライブ |
光学ドライブ | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
ネットワーク | 802.11acワイヤレス、Bluetooth 4.0 | 802.11a/b/g/nワイヤレス、Bluetooth 4.0 | 802.11a/cワイヤレス、Bluetooth 4.0 |
OS | OS X Mavericks 10.9 | Windows 8(64ビット) | OS X Mavericks 10.9 |
こうしたノートPCの最低価格はそれぞれ1299ドルと1399ドルだ。KIRAbookは同価格のRetina Display搭載MacBook Proの2倍のRAMとフラッシュストレージ(メモリは8Gバイト、ストレージは256Gバイト)を搭載している。ATIV Book 9 Plusは100ドル高い価格で、同じ4GバイトのRAMと、128GバイトのSSDを備えている。こうしたシステムはどちらも、MacBook Proよりも薄くて軽量だが、同時に、より性能では劣る、Ultrabook向けの「Core i5」プロセッサを搭載している。
しかし、つまらないあら探しはこのあたりでやめよう。重要な点は、13インチRetina Display搭載MacBook Proは、そうした分野に価格で対抗しているということだ。そしてRetina Displayは2012年モデルのものと同じだが、変わらずに素晴らしく見える。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス