Microsoftの第1四半期は、予測を大きく上回る結果となった。同社はクリスマス商戦に向け、各種端末に対する「Windows 8.1」の販売を開始したことに加え、引き続き好調なエンタープライズ部門にけん引された。
同社の第1四半期売上高は185億3000万ドル、利益は52億4000万ドル(1株あたり62セント)だった。
ウォール街の予測は、売上高177億9000万ドル、1株あたり利益54セントだった。
全般的に、Microsoftの第1四半期は好調だった。特に、結果に対する予測が芳しくなかったことを考慮するとそのように受け取れる。退任を表明しているMicrosoft最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏は、同社の新しいコマーシャルサービスが「エンタープライズ市場の枠を超えるわれわれの継続的な成長を支えるだろう」と述べた。「Xbox One」「Surface」、そしてWindows 8.1搭載端末に対し、消費者は高い関心を示していると同氏は付け加えた。Xboxに対する高い関心に疑問の余地はないが、後の2製品については現時点では疑わしい。
コンシューマー向け分野では、「Windows」のOEM売上高は7%減少し、Surfaceの売上高は4億ドルで、検索広告の売上高は47%と大きく増加した。デバイスおよびコンシューマー部門総売上高は前年同期比4%増の74億6000万ドルだった。
コマーシャル部門の第1四半期売上高は、10%増の112億ドルだった。「SQL Server」売上高と生産性ツールも堅調に増加した。コマーシャルクラウドの売上高は103%増加したと、Microsoftは述べた。
Microsoftは、新しい組織編成と業績内訳についても示した。
新しい組織編成に基づく四半期ごとの業績を見れば、好調な分野がはっきりとわかる。例えば、コマーシャルライセンス部門は好調だが、デバイスおよびコンシューマーライセンス部門はせいぜい横ばいである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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