Intelの上級幹部であるDadi "David" Perlmutter氏が、34年の在籍期間を経て同社を去ることになった。Intelが米国時間10月23日に発表した。Perlmutter氏はIntelのプロセッサ設計部門を統括してきた。
Perlmutter氏は「ほかの機会を追求する」ため、入社34年目の節目にあたる2014年2月20日付けで同社を退職するという。Intelが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で明らかにした。同氏は2013年に入り、新たな最高経営責任者(CEO)の役職を逃していた。
Perlmutter氏はこれまでにIntelが成し遂げた最大の進歩の一端に密接にかかわっており、同社のノートPC用プロセッサ「Centrino」シリーズを成功に導いた功績がある。同氏はIntel Architecture Groupのゼネラルマネージャー、そして同社の最高製品責任者(CPO)として、データセンター、デスクトップ、ノートPC、携帯端末、組み込みデバイス、消費者向け電子機器を含むあらゆるコンピューティング部門でチップの設計の指揮を執った。
Perlmutter氏は、前CEOのPaul Otellini氏の後任に挙げられていた数人の候補者の一人だった。しかし、Perlmutter氏が技術面での経験や専門知識で半導体企業の同社を導いてきた一方で、同氏に販売やマーケティングの経験がないことが障害とみられていた。Otellini氏は2012年、今年5月に退任することを発表している。
取締役会は、代わってそれまで最高執行責任者(COO)を務めたBrian Krzanich氏を次期CEOに選出した。当時、CEOの最有力候補として広く見られていたKrzanich氏は、5月に同社の組織再編に着手し、Architecture Groupの管理をPerlmutter氏からKrzanich氏のもとに移管したことが、流出したメモの内容を伝えたReutersの記事で明らかになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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