Netflixの加入者数が4000万人を突破した。スマートテレビ、「Apple TV」「Roku」、Googleの「Chromecast」、タブレット、スマートフォンなど、複数の配信チャネルでサービスを提供する同社の戦略は効果をあげている。
Netflixがこのほど発表した2013年度第3四半期の売上高は11億ドル、1株当たり利益は52セントだった。ウォール街のアナリストらは、1株当たり利益を49セントと予想していた。第4四半期についてのNetflixの見通しは、1株当たり利益46セントというウォール街の予想より上だが、同47〜73セントとかなりの幅がある。
Netflixは株主に宛てた書簡の中で、オリジナルコンテンツと配信の重要性という、2つの共通テーマを掲げた。オリジナルコンテンツについては、Netflixのオリジナルドラマ「House of Cards」がエミー賞を受賞したことに触れ、また「Orange Is the New Black」も高い評価と視聴率を得ていると述べている。オリジナルコンテンツへの投資が大きな成果をあげていることから、Netflixは同コンテンツへの投資額を2倍に増やすと述べているが、それでもまだコンテンツ関連費用全体の10%に満たないという。
配信については、テレビのスマート化が追い風になっているという。Netflixの最高経営責任者(CEO)であるReed Hastings氏と最高財務責任者(CFO)のDavid Wells氏は、株主宛て書簡の中で次のように述べている。
Apple TV、Roku、Chromecastなどのスマートテレビやインターネットテレビ機器の成長によって、テレビのストリーミング配信プラットフォームの普及が拡大している。タブレットや携帯電話も、Netflixの視聴プラットフォームとして急速に成長している。
Netflixはさらに、ケーブルセットトップボックスとの統合も目指している。
われわれは、ケーブルセットトップボックスとの統合を世界中でさらに進める用意があるが、技術の普及が断片的であることを考慮すると、Netflixのストリーミング配信量に関して、ケーブルセットトップボックスがインターネットセットトップボックスと肩を並べるようになるには、まだ何年もかかると当社は考えている。原則として、われわれは当社の人気に見合ったアプリケーション配置を得られる限り、他の動画プロバイダーの機器も喜んでサポートする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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