近年、抑圧的な国々に影響を及ぼし、革命を刺激するソーシャルメディアといえば、Twitterが常に手柄を独占している状態だ。
しかしGoogleも、新たな製品群によって自らの役割をアピールしようとしている。政府の検閲をかいくぐり、オンラインで表現の自由を実現することを可能にする製品だ。
シンクタンク「Google Ideas」のディレクターを務めるJared Cohen氏は、米国時間10月21日のブログ投稿で詳しい説明を行っている。「オンラインでの障害には、コンテンツをブロックするフィルタからウェブサイトをダウンさせるターゲット型攻撃まで、あらゆるものが存在する」とCohen氏は述べている。「これらの障害は不便というだけでなく、大規模な抑圧でもある」
新しいツール群は、Googleが今週ニューヨークで開催中の、外交問題評議会およびGen Next Foundationとの共催サミットにおいて発表された。その中には、「分散型サービス拒否」(DDoS)攻撃からウェブサイトを保護するツールや、言論の自由に対する攻撃に関連したトラフィックのリアルタイム匿名データを表示するツールなどが含まれる。
Google Ideasはそのほか、ワシントン大学と非営利団体Brave New Softwareの開発者による新しいブラウザ拡張機能を紹介した。「uProxy」というこのツールは、「信頼できる」経路を提供することで、フィルタリングや監視、誤誘導からインターネット接続を保護してくれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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