タッチスクリーンテクノロジに関連するAppleの広範な特許の1つが、米特許商標庁(USPTO)によって有効と判断された。この判断は、Googleとサムスンが関わる訴訟に重大な影響を及ぼすかもしれない。
Foss Patentsが9月に発見した提出書類によると、USPTOは2012年12月にこの特許(米国特許番号7479949)を無効と判断した後、再審査証明書を発行し、同特許に含まれる20項目すべてを再び有効と判断したという。多くの人が「Steve Jobs特許」と呼ぶこの特許は、「ヒューリスティックスを応用してコマンドを決定するタッチスクリーンデバイスと方法、およびグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)」に関するものだ。
Appleは2008年4月、同特許を申請し、同社の共同創設者であるSteve Jobs氏を筆頭発明者として、ほかの24人の発明者とともに記載した。USPTOはそのわずか9カ月後に同特許を認めている。
Appleは、Googleをはじめとする「Android」OS搭載携帯端末メーカーと特許戦争を繰り広げている。米国特許番号7479949は、Motorola Mobility(現在はGoogleが所有)を相手取った2011年の特許訴訟で争点になった3件の特許の1つだった。裁判所は2012年11月にこの訴訟を棄却している。米国際貿易委員会(ITC)は2013年8月、サムスンが同特許を侵害したと判断し、同社の旧製品の一部が販売差し止めとなった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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