FitbitのForceやJawboneのUP、そして「Basis Band」と同じように、新しいFuelBand SEは、1日を通したユーザーの運動量を増加させることを目的に設計されている。実際にNikeは、FuelBandユーザーがアクティビティポイントシステム「Fuel」を受け入れると考えている。Fuelは以前よりさらにユーザーを夢中にさせるものになったと同社は述べている。
Fuelがそれほど魅力的な測定基準であるのはなぜだろうか。Nikeによれば、同僚や知り合い、友人と競うことで、自分が目標とするFuelポイントにずっと速く到達できるからだという。さらにやる気を高めるのは、自分のFuelポイントのスコアを有名アスリートと比較して、自分がどの程度のレベルまで達成できているか(あるいはできていないか)を知る機会が得られることだ。もちろん初代FuelBandも、心理的にやる気を高めるためにこうした方法をとっていた。
ソファーから立ち上がるべきだというプレッシャーを生み出すために、NikeはFuelBandの付属アプリに、自分の24時間のアクティビティや動きを表示するグラフ機能も追加した。新たにデザインされたアプリでは、ユーザーに最低でも1時間に5分、1日では合計7時間動くようにリマインドする機能がある。さらに最新のFuelBandシステムでは、バッジや仮想的なアワードが大きな役割を果たすだろう。
この新しいFuelBandは、2012年前半に発売されたNikeの最初のフィットネストラッカーの後継機種である。初代FuelBandは当時としては珍しいものだったが、FitbitのForceやJawboneのUPのような同種製品の登場で、ウェアラブルテクノロジやフィットネス用デバイスの市場競争は激化している。
現時点では、Androidをサポートしているという点だけで、FitbitのForceの方が魅力的な製品のように思える。Forceが直接同期できるのは確かに、サムスン製の一部のスマートフォンだけだ。それでも付属のAndroidアプリを使えばFitbitのほかの機能すべてにアクセスできる。Fitbitは近い将来、発信者番号やテキストメッセージの受信通知を追加することも約束している(ただしiOSのみ)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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