日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月9日、法人向けノートPCの新製品7機種を発表した。オンラインストアHP Directplus、HP Directplusコールセンターなどで11月下旬より順次販売を開始する。
高機能でモビリティに優れた「HP EliteBook 800シリーズ」として、12.5インチモデル「HP Elitebook 820 G1 Notebook PC」(14万700円~)と14インチモデルの「HP EliteBook 840 G1 Notebook PC」(15万1200円~)がラインアップする。
EliteBookシリーズは、落下や振動、粉塵、高温・低温テストに加え、米軍調達基準もクリアしたシリーズだ。EliteBook 840はEliteBook 8470pと比較して約38%薄く、約34%軽量になったとしている。
このほかに、シリアルなどのレガシーポートを標準搭載する互換性の高い「HP ProBook 600シリーズ」は、15.6インチモデル「HP ProBook 650 G1 Notebook PC」(13万4400円~)が発表された。
充実のセキュリティ機能を備えたスタンダード機「HP ProBook 400シリーズ」として、13インチモデル「HP ProBook 430 G1 Notebook PC」(9万3450円~)、15.6インチモデル「HP ProBook 450 G1 Notebook PC」(7万8750円~)、17.3インチモデル「HP ProBook 470 G1 Notebook PC」(10万7100円~)がラインアップする。
なお、今回のEliteBookとProBookシリーズは、底面のロックボタンを外すだけで簡単に開けることができる。ProBook430以外は、バッテリやメモリ、HDDの交換をドライバなしでできるため、メンテナンスもしやすい。
また、HP独自の機能をBIOS上に搭載し、BIOSにネットワーク経由でのBIOS自動アップデート機能を新たに備える。
さらにEliteBookシリーズは、さらに万が一BIOSがバージョン更新中の電源断などによって破壊された場合も、BIOSを自動復旧し、起動可能とする機能をに搭載している。これにより、BIOSの不具合によるトラブルを限りなくゼロに近づけるとしている。
EliteBookシリーズとProBookシリーズは、「FIPS(米国連邦情報処理規格) 140-2」に対応するHDD全体の暗号化機能、HDDとSSD両方に対応するデータの完全消去機能、生体認証機能といったセキュリティ機能を標準搭載した。また、暗号化ソフトとして新たにWinMagicのSecureDocを標準搭載することにより、データの暗号化を集中管理するオプション(有償メニュー)に対応するとしている。
製品は東京都昭島市の日本HP昭島工場で生産され、ニーズに応じたカスタマイズ製品を短納期で提供できるとしている。
このほかに高コストパフォーマンスなエントリ機「HP 200シリーズ」として、15.6インチモデル「HP 250 G2 Notebook PC」(6万5100円~)がラインアップしている。
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