Carl Icahn氏がAppleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏と夕食を共にしたことで、Apple側は1500億ドルを支払うことになるかもしれない。
もちろん、これは料理の値段ではない。Icahn氏が提案したAppleの自社株買い計画のことだ。
物言う投資家であるIcahn氏は米国時間10月1日、Cook氏との夕食会の後に投稿した短いツイートで、その夜の話し合いについて次のように振り返った。「昨夜はTim(Cook氏)と友好的な雰囲気で夕食を共にし、1500億ドルの自社株買いを強く勧めた。われわれは約3週間後に再び話し合うことにした」
Had a cordial dinner with Tim last night. We pushed hard for a 150 billion buyback. We decided to continue dialogue in about three weeks.
— Carl Icahn (@Carl_C_Icahn) October 1, 2013
Appleでは既に自社株買い計画が進行中である。Appleは4月、自社株買いの規模を2012年に発表された100億ドルから引き上げ、600億ドル相当にする予定を明らかにしていた。同社は、買い戻しを2015年末までに完了する見込みだと述べていた。
しかし、この規模はIcahn氏にとって十分ではなかった。Icahn氏はAppleの大株主として(同氏の保有するApple株は15億〜20億ドル超と伝えられている)、もっと積極的な買戻しを行うことがAppleと株主の双方に利益になると考えている。
Appleの株が過小評価されていると考えれば、積極的な買い戻し計画によって株価が上昇することで、Appleは利益を得ることになる。また、大量の自社株買いによって発行済み株式数が減り、株価の回復を誘発するだろうとIcahn氏は主張している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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