Microsoftが、形式の異なるさまざまなファイルを表示できる新たな「Windows 8」向けアプリを作成したようだ。
The Vergeによると、「Office Reader」という開発コード名のこのアプリは、「Office」文書、PDF、ウェブページ、電子書籍、電子テキストブックをサポートするという。The VergeはMicrosoftのOffice計画に詳しい情報筋の話として、「Microsoft Office」担当コーポレートバイスプレジデントを務めるKirk Koenigsbauer氏が米国時間9月26日、社員限定の会合で同アプリを披露したと伝えた。
Office Readerは、異なるファイルを表示すること以外に、ユーザーが手を加えることも可能にしているという。例えば、Microsoftの「Surface Pro」タブレットのユーザーなら、Surface Proのスタイラスを使って文書に印を付けたり、注釈を付けたりすることができる。これらの注釈はその後、「Microsoft Word」の「Track Changes」機能と同様、サイドバーに表示される。
The Vergeの情報筋によると、Office Readerは「Bing」とも連携するという。文書からテキストを選択すると、Bingの検索が開始され、サイドバーに検索結果が表示される。
Microsoftは既に、Officeアプリケーション自体を必要とせずにさまざまなOffice文書の閲覧、コピー、印刷を可能にする無料のOfficeビューアを提供している。だが、Office Readerは、その他の種類のファイルをサポートするとともに、Windows 8向けアプリとして準備することにより、このコンセプトをさらに拡大しようとしているようだ。
Office Readerは、Microsoftの「Gemini」版Officeに含まれるに改良点の1つだ。すべてのGeminiアップデートは2014年以降に提供開始される見込みだと、The Vergeは付け加えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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