英国に拠点を置き、人気の高いパズルゲーム「Candy Crush Saga」アプリを開発しているKingは、米証券取引委員会(SEC)に対して新規株式公開(IPO)を申請したが、その書類は、TwitterのIPO時と同様に、内密に提出されたという。The Telegraphが報じた。
Kingは、年間売上高が10億ドル未満という規模の小さな企業が内密にIPO手続きを開始できるようにした「Jumpstart Our Business Startups Act」(JOBS法)の条項を利用した。The Telegraphによると、同社は50億ドルを超える評価額でNASDAQに株式を公開すると期待されているという。米CNETはKingに確認を求めたが、広報担当者からすぐに回答を得ることはできなかった。
2003年に創設されたKingは、毎日1億人のユーザーが同社のゲームをプレイしていると述べている。Kingが数週間前に米CNETに語ったところによると、同社最大のヒット作(言うまでもなくCandy Crush Saga)に対するモバイル機器からのアクティブなゲームセッションは、毎日6億以上にのぼっているという。同社のゲームはFacebookに依存しないかたちでプレイできるものの、ソーシャルネットワーク大手であるFacebookは、創立10年のKingにとって重要な配布チャネルとなっている。
KingはIPOにあたり、JP MorganやCredit Suisse、Bank of Americaと話をしたと伝えられている。また、Kingは利益を上げることができているという。
Kingは、Facebook上で最も人気のあるCandy Crush Sagaという武器を有しているものの、かつてソーシャルゲーム業界で最も名をはせた企業であったがウォール街のリーダーボードから転落してしまったZyngaと同じ道をたどりたくないのであれば、Zyngaとの違いを打ち出す必要があるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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