東芝は、ハイビジョン動画をメモリカードなどに保存するための次世代コンテンツ保護技術「SeeQVault(シー・キュー・ボルト)規格」に準拠したmicroSDHCカードを発表した。発売は10月下旬。32Gバイトの「THNSS032GAB4L3(LB8」(店頭想定価格:8000円前後)と、16Gバイトの「THNSS016GAB4L2(LB8」(同」4500円前後)の2モデルをラインアップする。
SeeQVault規格は、HD画質の放送コンテンツやDLNA転送されるコンテンツをHD画質の状態のまま録画・保存し、スマートフォンやタブレットなどで視聴できるという次世代規格。東芝、パナソニック、サムスン電子、ソニーが共同開発した。
従来、HD画質の放送コンテンツやネットワークからダウンロードしたコンテンツをメモリカードに保存し、録画した機器以外で再生する場合は、コンテンツ保護の観点からSD画質でのみ可能で、HD画質での保存はできなかったが、この規格によりHD画質での録画、保存に対応する。
SDメモリカード規格Ver.3.0の高速インターフェース規格のUHS-Iに対応し、従来のSDメモリカードに搭載されているCPRM技術も搭載している。
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