新端末では搭載されているが、旧端末では搭載されていないアプリ(機能)のひとつに、“ファイルマネージャ”がある。いわゆる、内蔵ストレージやmicroSDXC/SDHC/SDカードにアクセスするための手段だ。基本的なことだが、Android端末はデータの扱いという範囲において、内蔵ストレージとmicroSDXC/SDHC/SDカードを区別していない。例えば、内蔵ストレージに保存された音声データとmicroSDXC/SDHC/SDカードに保存された音楽データは、音楽再生アプリによって表示・再生が可能だ。保存場所に影響されないという利点はあるが、容量の関係から、移動したり削除したりといった管理も必要となる。そういった意味では、個体のデータとして俯瞰できるファイルマネージャは重要だ。
今回紹介する「tetra filer」は、とにかくシンプルにmicroSDXC/SDHC/SDカードを管理できるファイルマネージャーアプリとなっている。
ファイルの一覧表示や表示したデータの移動や削除、コピーに対応するほか、フォルダの作成、ファイル名の変更、ZIPファイルの解凍/圧縮といった機能を備える。フォルダ内を参照すると、データ内容に合わせてアイコン表示され、視覚的に判別できるようになっているのもよい。
スマートフォンメーカーによっては、端末内の各種保存領域にアクセスするためのパソコン用ソフトウェアを配布しているほか、外部ストレージとして認識させることができるなど、パソコン側からのアクセスは簡単に行えるだけに、利用端末にファイルマネージャ機能がなければ、本アプリのような端末単体で移動・転送したデータにアクセスする手段を用意しておきたい。
なお、本アプリには「隠しファイルの表示」や「テーマ選択」といった機能を制限した無料版の「tetra filer free」も用意されている。
>>「tetrafiler」のダウンロードはこちらから
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